先月全然働いてないなってのを、読書量で知ることが出来る。
二冊とも実家から持ち帰ってきた本で再読。
以下、読み終わった時期が早い順
儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)
米澤 穂信
短編集。話の主役となる人々は、どれも不気味で、米澤作品にしては終始暗い印象。
往来のミステリーのリスペクトを終始感じさせつつも、先述の不気味さで独自の世界観を構築している。
人間の悪意が巧みに描かれている。ぜひ、一読を。
蹴りたい背中 (河出文庫)
綿矢 りさ
言わずと知れた第130回芥川龍之介賞の受賞作。
青春小説であるにも関わらず、弄れ拗らせた登場人物を描かれている。綿矢先生の主たる特徴が表れている代表的な作品だ。
この拗らせ加減が賛否を生む一つの要因であるのだろうが、それもまた一興である。
以上2冊。
無事、4年次に進級いたしました。これからも、よろしくお願い致します。