この記事は whywaita Advent Calendar 2019 - Adventar 20日目 の記事です。
前日は id:yu_ki_kun_0 さんのようです。
なんか空いてる日が一日だけあったので、埋めてみました。 みなさんはポケモン剣盾やっていますか? 私はORAS*1振りに対戦に復帰して、やっています。 シングルバトルのみやっていて、使うパーティはもっぱら受けループ/サイクルと呼ばれるようなものです。 ところで、whywaitaさんをポケモンに例えると何になるでしょうか。
皆さん、様々な想像をされたと思いますが、攻撃を受けるのに強そうなイメージを持たれたと思います。 ということで、本記事では剣盾新ポケモンの受けループ/サイクルへの参画を雑多に考えることにしました。 ダメ計*2とか役割*3とか努力値振りの調整*4がしっかりしていない、真面目な考察記事ではないことに留意してください。 あと、正直この記事がwhywaitaさんと関係あるかは知りません。
データ
いろんなサイトでデータを公開していますが、Webで閲覧するのは正直疲れるのが本音です。 Pokemon Advent Calendar 2019 - Adventarをダラダラ眺めていたら、8世代*5のデータをまとめてくださっている方がいらっしゃいました。
種族値に関しては、 id:sacchin13 さんが公開しているデータを拝借して、検討することにします。
基礎統計情報
全体の基礎統計は元の記事でとられているのですが、ここではランクバトルを対象とするので、再度確認していきます。 ザシアン・ザマゼンタ・ムゲンダイナを除き、さらにこれ以上進化しないポケモンしか採用されないと仮定しこちらも除去します。 厳密には現環境に輝石サニーゴ*6がいたりと、進化の輝石*7を持たせるポケモンを無視することになりますが*8、ここでは一旦考えないことにします。
と、いうことで現環境で使えるポケモンの種族値の箱ひげ図です。
H: HP, A: こうげき, B: ぼうぎょ, C: とくこう, D: とくぼう, S: すばやさ に一応注意してください。
Aの平均値が若干高く、Sが他種族値と比べると全体的に低いです。 USUM*9環境と比べて鈍足環境らしいですね。
雑にタイプ別でポケモンの数をカウントしてみます。 みずが多いのは元々ですね。 環境に多いのはミミッキュやドラパルトといったゴースト、バンギラスやサザンドラのあくのイメージがあります。 トゲキッス等のフェアリー、アーマーガアやドリュウズ等のはがねも環境には多い印象ですが、上図の中では比較的少ないという感じでしょうか。 あまりアテにならないことくらいしかわかりませんね……
ガラル新ポケモンのみの基礎統計情報
さて、前節で選んだポケモンの中から、さらにガラルで初登場したポケモンに絞ります。 種族値の箱ひげ図は次の通り。
あんまり変化がわかりませんね。 値のバラつきが減って、やはりAが若干高めに見えます。
ガラル新ポケに絞ると、タイプ別カウントはでんきが一番多い結果になりました。 パッチラゴンくらいしか環境では見ませんね……あと、ストリンダーもいるらしい? 結局ランクバトルでよく見るのはロトムかな…… こおりも多いようですが、代表的なのはごりむちゅうガラルヒヒダルマですよね*10。
ガラル新ポケモンの"受け"
せっかく種族値のデータがあるので、まずは特性や技を一旦抜きにしてそのまま種族値の値を見てみることにします。 実際はHPも考慮しないといけないと思いますが、ここでは少し割愛しています。
物理受け出来そう?
物理受けができるか、種族値だけで見るならば、ぼうぎょが高いかどうかでしょうか。 ガラル新ポケのBの種族値TOP10はこんな感じです。
1位は145とずば抜けているデスバーン。 進化方法が特殊*11だということで話題になりました。 Dも高く、一見受け性能が高いように見える……
Name | Type | H | A | B | C | D | S |
---|---|---|---|---|---|---|---|
デスバーン | じめん・ゴースト | 58 | 95 | 145 | 50 | 105 | 30 |
デスカーン | ゴースト | 58 | 95 | 145 | 50 | 105 | 30 |
ちなみに、デスカーンとは種族値は一緒らしいですね。 まず懸念点は、環境にミミッキュ、ドラパルト、ギャラドスといったタイプ的に相性の悪いポケモンが多い点。 選出も難しくなることが容易に想像できます。 ていうか、じめん・ゴーストってゴースト、あく、こおり、くさ、みずに2倍弱点なんですね……なんやこのタイプ…… 強く出れるむし、いわ、どくはいわ以外あんまりいないですね。 さまようたましいもうまい使い方が個人的にはわからないので、難しいですね。
環境にもいるポケモンとして優秀なのはアーマーガアでしょうか。 当初、クビになったエアームドのつもりで採用したんですが、かなり受け性能が高いと感じています。
Name | Type | H | A | B | C | D | S |
---|---|---|---|---|---|---|---|
アーマーガア | ひこう・はがね | 98 | 87 | 105 | 53 | 85 | 67 |
珠ミミッキュにも強く出れますし、挑発で相手の受けや起点を潰せるのが大きいです。 特性のミラーアーマー*12も優秀。 鉄壁も積めるので、ボディプレス*13を採用する型もあるらしいですが、サイクルを円滑にするために私はとんぼ返りを採用しています。
可能性を感じているのはガラルマタドガスです。 時間があるときに型を考えたいポケモンの一つ。
Name | Type | H | A | B | C | D | S |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ガラルマタドガス | どく・フェアリー | 65 | 90 | 120 | 85 | 70 | 60 |
独自の特性のかがくへんかガスで特性の効果が発動しないのが面白いですね。 タイプ相性的にも優秀な上に、どくタイプでくろいヘドロを持てるのも良いです。 クリアスモッグ*14で積みアタッカーも見れそうなので、面白そうです。
特殊受け出来そう?
次はとくぼうを見ていきます。 ガラル新ポケのDの種族値TOP10はこんな感じです。
D130のサニゴーンがトップ。 サニゴーンという進化先のおかげで、輝石サニーゴは物理受けとして活躍しています。
Name | Type | H | A | B | C | D | S |
---|---|---|---|---|---|---|---|
サニゴーン | ゴースト | 60 | 95 | 50 | 145 | 130 | 30 |
輝石サニーゴ | ゴースト | 60 | 55 | 160 | 65 | 160 | 30 |
輝石サニーゴがのろわれボディなのに対し、サニゴーンのほろびのボディ*15は扱うのが難しそうだなと感じています。 接触技は物理技だし、種族値との相性が悪いのも頭を抱えるポイントですね。 ビジュアルが好きなので、高いCを活かしたアタッカーとして一度使ってみたいです。
使ってみたいポケモンとしてはワタシラガです。 わたげと呼ばれる攻撃を受けると自分以外のすばやさランクを下げる特性が面白そう。
Name | Type | H | A | B | C | D | S |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ワタシラガ | くさ | 60 | 50 | 90 | 80 | 120 | 60 |
サイクルを回すなら特性はさいせいりょく*16かなという感じもします。 くさタイプで他にはいないはずだから、うまく差別化できそう? ダメージ与える手段がやどりぎギガドレで、眠り粉とか痺れ粉とかでなんとかしていくんですかね…… あんまり勝ち筋がよくわかんないんですけど、コットンガードとかうまく積めると物理にも強気でいけそうですね〜
おわりに
ポケモンで受けばっか使っていると嫌われますが、whywaitaさんはすごい周りの人から好かれている印象があります。 みなさんもwhywaitaさんみたいなポケモンを使っていきましょう。 明日は就活のプロのid:kyontan2 です。
追記(2019/12/31)
分析したときのコードを公開しておきます。 github.com
*2:ダメージ計算のこと
*4:ダメ計等を考慮して、特定のポケモンの技の確定数等をずらすために努力値振りを調整したりします
*5:剣盾のこと
*7:進化前のポケモンに持たせると防御と特防の実数値が1.5倍になる
*8:サマヨールもラッキーもおらんから、今他に何がいるか知らんけど……
*9:ウルトラサン・ウルトラムーン、第7世代のこと
*10:ごりむちゅうは、同じ技しか出せなくなるものの物理技が1.5倍になるというぶっ壊れ特性です。常に気合の鉢巻持ってる感じ
*11:49以上のダメージを受けた状態で、ワイルドエリアの特定の場所のアーチをくぐるとデスマスから進化する
*12:能力ランクを下げる効果を跳ね返す
*13:Bの実数値とランクでダメージを計算する技
*14:相手の能力ランクの変化を元に戻す技