そぬばこ

備忘録とか、多分そんな感じ。

Markdownで講義ノートをとる

この記事はUEC Advent Calendar 2017の10日目の記事です。
前日はALevammeさんの「K科の研究室生活と就活について」でした。
K課程ならではの研究室活動の難しいところがあるんですね……
私は夜間主ではありませんが、B3で来年度よりラボワークがスタートします。
既に仮配属ですが、配属先も決まっているので、やっていきを持って頑張りたいと思います。


講義とノート

皆さんは毎日、遅刻することなく、ちゃんと講義に出ていますか?*1
改組によって大きく変わった部分もあるかと思いますが、学科生の生き残りとしては、3年に上がってから講義の専門性が高くなり、有意義な時間を過ごせているなと感じる部分が多々あります。
講義に出ているとやはり、板書等のノートをとり、勉強をするわけですが、個人のスタイルや講義そのものの性質によって、ノートのとり方というものも変わってくるのではないでしょうか。

ラップトップで講義ノートをとる

ノートのとり方の一つとして、ラップトップで、テキストエディタや、OneNote等のツールを用いるという方法があります。
実際、講義中にふと周りを見渡すと、MacBookThinkPadSurfaceなどで、机の上で板書を見ながらキーボードを叩いたり、スタイラスで図を書いている学生が少なからずいます。
私もその中の一人で、全ての講義ではないですが、ノートを自分のPCを使ってとっています。
この記事では、私がどのように講義ノートをとって、それについて思っていることを書いていきたいと思います。

Markdownとは

さて、題の通り、私はMarkdown講義ノートをとっています。
Markdownとは文章を記述するマークアップ言語の一つです。マーク"アップ"言語なのにマーク"ダウン"なのか……と、思う方もいらっしゃるかもしれませんが、気にしないでください。
そもそもマークアップ言語とか知らんわ、という方にはお仲間にHTMLとか、TeXとかXMLとかがいると説明したらなんとなくイメージは掴めますでしょうか。正直あんまり、気にしなくていいです。
アピールポイントを説明すると、Markdownは、サクッと、いい感じに、箇条書きの文章が作れるぜ!
最初に断っておきますが、この記事では詳しい記法等は紹介しません。もし、使いたくなった人は先人様方のチートシート等を参考にしてみてください*2

環境

私がよく使うテキストエディタの一つに、AtomというGitHub製のものがあります。
GitHubが作っていることもあり、READ MEでよく使われている、GitHub Flavored Markdownに標準で対応しており、特に何も導入しなくても.mdファイルでMarkdownが扱えるので非常に便利です。 WindowsであればCtrl+Shift+MでPreview表示が利用できます。

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Markdown Preview
ノートをとっていると、情報系学生である以上、時折数式を使いたいと考えることがあります。しかし、標準のままでは、数式に対応していません。
ご安心ください。Atomのパッケージは豊富です。私は次のパッケージを入れて、数式表示を導入しています。

github.com

このパッケージを入れることで、Ctrl+Shift+Xで数式表示が可能になります。記法はLaTeX準拠です。
また、リアルタイムPreviewが可能になり、非常に便利です。

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数式表示

ノートをとる時に心がけること

3年前期から、このような環境でノートをとってきたわけですが、Markdownでノートをとる時に心がけたほうがいいなという点がありました。
それは、うまく「箇条書きでまとめてやる」というところです。

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箇条書きでまとめる
これは紙でノートをとる時にも気をつけたほうがいいことなのですが、箇条書きで、インデントを綺麗に整えてノートをとると、非常に見やすいです。
Markdown-とインデントの高さで、綺麗な箇条書きができます。
そういった形式のノートを作るのに向いていると言えるでしょう。

板書の図をどうやってまとめていくか

Markdownに限った話ではありませんが、できるだけ文字列や数式が主体の講義でないと、Markdownでノートをとるのは難しいと思います。
しかしながら、ノートに図等を挿入したい時というのは必ず現れます。
私はまだ、この完全な解答がわかっていませんが、柔軟な対応が必要だなとは思っています。いくつか私がとっている解決策をご紹介します。

1. 文章に直す

図が文章で表現できるくらい簡素なものであれば、文字に起こすという方法があります。
自分自身にとって、内容を理解するのに必ずしもそのままの形式で無くていいものであれば、そもそも図を挿入しないという手があるでしょう。

2. コードブロック内で頑張る

コードブロック内で、そのまま出力されることを用いて、アスキーアートのように頑張って文字で図を自作します。 簡単なものなら意外とこれでなんとかなります。

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コードブロック内で描いた図

3. 外部ツールで簡単に図を作成する

例えば状態遷移図ならば以下のサイトで簡単に図を作成できます。

Finite State Machine Designer - by Evan Wallace

講義ノートを取りながら図を作成しないといけないため、あまりそこに時間をかけたくないというのが理想ですよね。
公開されている便利ツールがあるのならば、そちらを使って図を作成し、挿入することを考えるほうが良いと思います。

4. 図は手書きにする

ルーズリーフ等に手書きで図を描き、スマートフォンで撮影して、あとで図を挿入するような形です。
あまりにも図が多い講義には、そもそもMarkdownでノートをとることが向いていないので、諦めたほうがいいとは思います。

Markdownは万能じゃない

先から言っているように、板書の図や表が多い講義はそもそもMarkdownでノートをとること自体が向いていません。
また、フリーダムに板書を使う教員の講義にも向いていないでしょう。
私自身も全ての講義で、Markdownを使ってノートをとっているわけではありません。
これは手書きのほうが向いているなと思ったら、ルーズリーフにペンを使ってノートをとっています。
何でもかんでも無理にPC上でノートをとるというのは、かえってうまくいかないことのほうが多いのではないかと思うところが、やはりあるのです。
キーボードでタイピングするほうが、文字列を速く記録することが出来ることを考えると、頼ってしまいがちですが、効率よくケースバイケースで使っていくことが大事なんだろうと思います。
心がけることでも言いましたが、私はMarkdownは箇条書きでまとめることが向いていると思っています。講義との相性もあるので、うまく利用出来るかなと思った時に、一度やってみてはいかかでしょうか。

明日はponkikkidayoさんです。


*1:私の周りの人間が、起きていなくて2,3限に出ていないことがあるのは、また別の話である。

*2:こことか